Baumkuchen(バウムクーヘン)とは

バウムクーヘンは、ドイツで生まれたケーキです。

年輪のような形状から日本では結婚式や祝い事の引き出物としてよく使われます。

本場ドイツでは『国立ドイツ菓子協会』によって厳しく製法が決められています。 

・油脂はバターしか使用しない

・ベーキングパウダーを使用しない

・バター、小麦、砂糖1に対して、卵を2とすること

・添加物を使用しない 

この条件を満たしたバウムクーヘンを日本国内で販売することは、賞味期限や設備の問題によりむずかしく、日本ではあまり出回っていません。



日本でのバウムクーヘン

【日本人は工夫好き】

工夫好きの日本人は、ラーメンやカレーのようにバウムクーヘンもいろんなアレンジを生み出しました。スイーツの一つとして捉えたふわっとしたものや、フルーツや抹茶などと組み合わせた独創的なものまで多種多様です。

一方で頑なにドイツの厳しい製法で「本物のバウムクーヘン」を作っている職人たちも僅かながら存在します。

おいしさは人によって感じ方が違いますが、今や日本のバウムクーヘンは本場ドイツを凌ぐ勢いで新しいものが誕生しています。




rare Baum  -レアバウム-

【伝統を守り抜く】

時代は変わる  しかし  おいしさは変わらない

菓子工房ポコアポコのバウムクーヘンは乳化剤や膨張剤などの添加物は一切使用せずにとろみのある生地を、一本ずつ直火式オーブンで一層ごとに丁寧に焼き上げています。本場ドイツ伝統の「直火炎の一本焼き製法」で「炎」と対話しながら焼き上げることで生まれる、しっとりしたなめらかさ、そして素材の味がギュッと詰まった美味しさを、是非ともご賞味ください。

口どけの良さを追求し、その日の気温、湿度などを考慮しながら炎を一本ずつ調整しています。キメを細かくするために、生地はずっしり重いながらも、卵白メレンゲを活かし、日本人が一番おいしいと感じる「しっとり」感の味わえる水分量を焼き色で判断し、幾重にも重ねて焼いていきます。現在主流の製法の2倍以上の手間と時間がかかりますが、食に携わる職人が守るべきもの、先人達の精魂詰まる職人技を受け継いでいます。



バウムクーヘンをよりおいしく

バウムクーヘンの正しい切り方

 

レアバウムなどの大きなバウムクーヘンは、一度に食べきれませんね。でも切り方によって保存状態が変わることをご存じですか。

 

実は「削ぎ切り」といって、バウムクーヘンの表面から少し下向きに角度をつけてナイフを入れ、弧を描くように切ると、生地の目が詰まらずおいしく食べられますよ。

 

また、削ぎ切りをすることで、残った部分も形が崩れにくく保存が容易になります


禁断のバウムクーヘン

 

バウムクーヘンをトースターで1分半ほど加熱(焼き入りがつくまで)します。

 

加熱がすんだバウムクーヘンに、バターをのせてメープルシロップを垂らします。

 

バターが少し溶けてきたらお食べください。

 

バウムクーヘンの焼き目のカリッとした食感と、とろけるメープルシロップが相性抜群で、やみつき間違いなしですよ。


フレンチバウム

 

パンの代わりにバウムクーヘンを使ってフレンチトーストっぽくすると、いつものバウムクーヘンがまた違った食感で楽しめます。

 

少し砂糖を控えた卵黄に浸して焼いてくださいね。

 

あとはメープルシロップやホイップクリームを添えてお召し上がりください。

 

いつもと違ったゴージャスなティータイムを楽しんでみては。